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【ミシン基礎】生地と糸の組合せ・ぬい始めのポイント

ミシンの基本! おさえておきたいぬい始めのポイントとは

ミシン糸

ミシンの使い方や操作方法は機種ごとに異なりますが、おおまかな流れはどのミシンを使っても同じ。きれいに縫うためには下記の基本をおさえておきましょう。

ミシンで縫う際の基本、ぬい始めるときの重要なポイント3つ!

  1. 生地の厚さに合った針と糸を用意する
  2. 試しぬいをする
  3. ぬい始めは「返しぬい」をする
それでは順に確認しましょう。

◆ 生地の厚さに合った針と糸を用意する

以下の布地と糸と針の組み合わせ表は目安です。
  • 基本として、薄い布地には細い針と細い糸、厚い布地には太い針と太い糸を使用します。

  • 厚い布地(デニムなど)を細い針(9番 ~ 11番)でぬうと、針が折れたり、曲がったりするおそれがあります。

  • 薄い布地をぬうときは、ぬい目を細かくします。

  • 厚い布地をぬうときは、ぬい目を粗くします。

布地と糸と針の組み合わせ表

布地の特徴 種類 ミシン糸(種類 / 太さ) 針の太さ ぬい目の長さ
[ mm ]

薄地

裏地
オーガンジー
ガーゼ
シフォン
ジョーゼット
チュール
ボイル
ポーラ
綿サテン
ローン
ポリエステル糸 / 60 ~ 90
綿糸、絹糸 / 50 ~ 80

9 ~ 11

細かいぬい目(1.8 ~ 2.5)

普通地
ギャバジン
サージ
サッカー
サテン
シーチング
シャンプレー
タオル地
タフタ
ダブルガーゼ
ダンガリー
ちりめん
フラノ
ブロード
ポプリン
リネン(麻布)
ワッフル
ツイル
オックス
ポリエステル糸 / 60 ~ 90
綿糸、絹糸 / 50 ~ 60
11 ~ 14

普通のぬい目(2.0 ~ 3.0)

厚地

キルティング
コーデュロイ
ツィード

ポリエステル糸 / 60
綿糸、絹糸 / 30 ~ 50

14 ~ 16

粗いぬい目(2.5 ~ 4.0)

厚地

デニム(12オンス以上)

ポリエステル糸 / 30
綿糸 / 30

16

粗いぬい目(2.5 ~ 4.0)

厚地

デニム(12オンス以上)

ポリエステル糸 / 60
綿糸、絹糸 / 30 ~ 50
14 ~ 16 粗いぬい目(2.5 ~ 4.0)
厚地

帆布

ポリエステル糸 / 30
綿糸 / 30

16

粗いぬい目(2.5 ~ 4.0)

厚地

帆布

ポリエステル糸 / 60
綿糸、絹糸 / 30 ~ 50

14 ~ 16

粗いぬい目(2.5 ~ 4.0)

◆ 試しぬいをする

「試しぬい」とは、本番用布でぬい始める前に、使用しない布地(本番用と同じ布)で試しに縫い、糸が正しくセットされているか、糸調子は合っているかを確認するためです。

注意点:実際に使用する布地のはぎれと糸を使用してください。
いきなり本番の布で縫うと、糸調子が悪かったり、うまく縫えないことがあるからです。

ぬう模様の種類、ぬい目の長さ、布地を何枚重ねてぬうかによってもぬった結果は異なるので、
実際にぬうときと同じぬい方で試しぬいをしてください。

ハンドメイドにぴったりな布は?
 

【ミシンの基礎動画】
ぬい目の長さ

◆ ぬい始めは「返しぬい」をする

「返しぬい」とは ぬい始めとぬい終わりは、糸の端がほどけないように、3、4針重ねて縫うことを言います。

縫い始める時は、強度を上げるために返し縫いをするのが基本です。



端を返し縫いしないと、布を引っ張った時に下の写真のように、糸がほどけてしまうので、必ず行いましょう。ぬい始める時は、強度を上げるために返しぬいをするのが基本です。端を返しぬいしないと、布を引っ張った時に下の写真のように、糸がほどけてしまうので、必ず行いましょう。
ミシンに「止めぬい」がある場合は、止めぬいで処理してもOKです。ぬい目を目立たせたくない(重ねたくない)時に便利です。

返しぬい

試しぬいで、上糸・下糸の縫い目を確認して、きれいな縫い目になっていればOKです。作品をきれいに仕上げるためにも、毎回確認するようにしましょう。

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