夏休みのお子さまの自由研究は「どうやってテーマを決めて進めればよいのだろう」と悩む保護者も多いのではないでしょうか。せっかくの夏休みですから、自由研究もお子さまが楽しめるものを選びたいですよね。
そこで今回は、夏休みに親子で楽しめる自由研究のテーマをご紹介します。親子で挑戦できるテーマなら、夏休みの思い出づくりにもなりますよ。ぜひお子さまと計画を立ててくださいね。
目次
夏休みの自由研究はお子さまが楽しめるジャンルから選ぼう
夏休みの自由研究は、方法もジャンルもさまざまです。
- 実験をする
- 観察をする
- 調べる
- 工作をする
調べ物は日ごろ疑問に感じている事柄について調べ、発表できる形にまとめれば立派な研究です。工作であれば、市販のキットを利用する方法や、身近なものを使ったハンドメイドも自由研究の1つです。
お子さまの学年や日数も考慮してジャンル・方法を選べば、実りのある自由研究となるでしょう。
夏休みの自由研究に「簡単レシピで手作り」を
自由研究のテーマに、ニュースや新聞などで話題になる「SDGs」を取り上げるケースが増えてきました。世界をより良くしていくために、お子さまに知ってほしいと考える保護者も多いのではないでしょうか。
SDGsといっても難しく考える必要はありません。例えば、SDGsの「目標12 つくる責任 つかう責任」 をテーマにし、使わなくなった身近なものを使い続けるために創意工夫する過程を身近なものを使ったハンドメイド を自由研究にするのはいかがでしょうか。
一例を挙げると、使わなくなったものに価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」やリメイク など、身近なところにSDGsにつながるテーマがあります。
- 大切なハンカチを巾着にして使う
- お気に入りのタオルを枕カバーにして使う
- 思い出の生地でポーチを作る
夏休みの自由研究に「簡単レシピで手作り」を
プレゼントとしてもらったり、気に入って買ったりした大切なハンカチは、くたびれてきても捨てにくいものです。ハンカチとして使うのは難しくても、巾着にリメイクして使い続ける方法があります。直線に縫うだけで裏地がいらないシンプルなレシピなら、初めて裁縫をする方でも難しくありません。ハンカチと別の布を合わせたり、ワッペンを付けたりして、世界に一つだけの巾着作りに挑戦してもいいですね。お子さまと相談しながら、材料を探すのも楽しい時間になるでしょう。
▼巾着作りの基本的なレシピは、こちらを参考にしてください。
コップ袋
お気に入りのタオルを枕カバーにして使う
お気に入りのタオルが汚れてきてしまったら、枕カバーにリメイクして使い続ける方法があります。真っ直ぐ縫うだけでできるので、ミシンがなくても手縫いで十分作れます。タオルの折り方や縫い方を工夫すれば、ファスナーやボタンを付ける必要もありません。お子さまが使っている枕のサイズに合わせて、カバーのサイズも調整できます。
バスタオル、フェイスタオル、どちらでもリメイク可能です。お気に入りのタオルで作った枕カバーで眠るのは、ゆっくりと心休まる時間にもなるでしょう。
▼バスタオルを枕カバーにする際は、こちらのレシピを参考にしてください。
【写真解説付き!】ミシン初心者にもおすすめのリメイクレシピ(バスタオル→枕カバー)
思い出の生地でポーチを作る
汚れてきたハンカチや着られなくなった服など、思い出があって捨てたくない生地を使ってポーチも作れます。直線に縫うだけで作れる簡単なレシピのほか、ミシンに慣れてきたら挑戦したいレベルのレシピもあり、難易度が選べます。口がファスナーやボタン、スナップボタンなど、さまざまなタイプのポーチが作れます。初めはマチのないポーチを作り、慣れてきたらマチのあるポーチに挑戦するのもよいでしょう。
思い出の生地で作ったポーチは、たった一つの宝物になるかもしれませんね。
裁縫が初めてのお子さまの場合は、まずはシンプルなこちらのレシピを参考にしてください。
手のひらサイズのフラップポーチ
夏休みの自由研究テーマが決まったら準備をしてスタート!
自由研究のテーマが決まったら、事前にしっかりと準備をしておくと、研究がスムーズに進められます。まとめ方によって途中経過の記録方法が変わるため、あらかじめ記載する内容を決めておきましょう。
ここでは、自由研究を始めるまでと、結果をまとめるために必要な準備について解説します。
始めるまでの準備
自由研究のテーマを決めたら、研究を始める前に次の内容を考えておきましょう。- テーマを決めた理由
- 自由研究を進める日程
- 記録の方法
ハンドメイド作品の場合は、制作途中の様子を写真に撮っておき、どのような手順で作ったかを説明する際に貼ってもいいですね。リメイクする前のハンカチやタオルと完成した作品を写真に撮って、ビフォー・アフターを比べる方法もあります。
結果をまとめる準備
研究結果のまとめ方は一つではありません。まとめ方を指定する学校もあるため、事前に指定があるか確認しましょう。まとめに記載する内容や記録方法に指定があれば、それに合わせて研究を進める必要があります。一般的に、研究のまとめに入れるのは次のような内容です。
- 研究のテーマ
- 研究しようと思った理由
- 研究方法
- 研究の予想と結果
- 感想や研究をして気づいたこと
- 参考にした本やサイトなど
ハンドメイドをテーマとした場合、SDGsといった社会的な課題が、身近な生活習慣やちょっとした工夫とつながっていると気づければ、楽しみながら学ぶきっかけにもなるでしょう。自由研究を通して、家族で社会的な課題について話し合う機会にもなります。
まとめ方のアイデアには次のようなものがあります。
- 大きな模造紙1枚にまとめる
- ノートやスケッチブックにまとめる
- 手作りのワークシートにまとめる
夏休みは自由研究も思い出づくりに!
夏休みの自由研究はお子さまの宿題ですが、低学年の場合はある程度大人のサポートが必要です。特に初めて自由研究を行う場合は、テーマの決め方も分からず進まないケースもあるでしょう。
夏休みの自由研究のテーマは、お子さまがやりたいと思う内容を選ぶのがポイントです。大人の手助けは準備や下調べの手伝いなどに留めて、お子さまが「自分でやった!」と自信をもてる内容がよいでしょう。
夏休みの自由研究に親子で一緒に楽しめるテーマを選べば、夏休みの思い出づくりにもなるのでおすすめです。ハンドメイドは親子で共有できる趣味にもなるので、夏休みが終わったあとも一緒に楽しめますよ。ぜひ、親子で挑戦してくださいね。
Q&A
Q.夏休みの自由研究のテーマはどうやって決めればいいですか?
A.お子さまが「楽しい!」と思えるように、興味関心がある内容を選びましょう。手作りが好きなお子さまには、ハンドメイドを取り入れたテーマがおすすめです。
Q.夏休みの自由研究のまとめは、どんな内容を入れるとよいでしょう?
A.自由研究のテーマを決めた理由や研究方法のほか、研究をして気づいた点を入れるとよいでしょう。ハンドメイドの場合、制作過程を写真で紹介するのもいいですね。