お子さまの入園・入学の準備品に、サイズを指定されたナフキンが入っている場合があります。市販のランチクロスやランチョンマットを調べたものの、指定されたサイズと合わないと困ってしまいますよね。実はランチョンマットは、基本的な作り方がわかればサイズをアレンジして手作りできるんです。
今回の記事では、ランチョンマットを好きな大きさにする作り方やおすすめの素材を紹介します。ぜひ、ランチョンマット作りの参考にしてください。
目次
ランチョンマットの一般的なサイズ
ランチョンマットには、さまざまなサイズやデザインがあります。まずはシーン別に一般的なサイズを紹介します。
- 家庭で使うなら
- 幼稚園・保育園で使うなら
- 小学校で使うなら
家庭で使うなら
家庭で使うランチョンマットの場合、形やサイズにはあまりこだわらなくてもよいでしょう。既製品の一般的なサイズは40~45cm×30~33cmで、そのほかに小さめ・大きめ、長方形以外の形など、バリエーションが豊富です。日常的に使う食器が収まるサイズを選ぶと使いやすいでしょう。手作りする場合はあえて大きめのサイズで作り、普段は畳んで使い、大きな食器を使う際には広げて使う方法もあります。
来客用として、また季節や行事・イベント用など、種類や枚数を多めに持っておき、使い分けることで、テーブルコーディネートを楽しむこともオススメです。
幼稚園・保育園で使うなら
幼稚園や保育園では、一般的なサイズより小さめなものを使います。35cm×20cm、35cm×25cmが多いですが、30cm×20cmの場合もあり、幼稚園・保育園で使用する机に合わせたサイズです。市販のランチョンマットを畳んで使用するケースもありますが、園児の机にちょうど収まるサイズとなるよう、手作りのものを指定する園もあります。
お子さまが自分で畳めるサイズの方が扱いやすいでしょう。大き過ぎたり、生地が厚かったりすると畳みにくくなります。
衛生的に使うためには、こまめに洗える布製が向いています。週末にまとめてアイロンがけができるよう、平日分として5枚はあると安心です。
小学校で使うなら
小学校で使う場合、学校によって使い方が異なります。- トレーの上に敷く
- 机の上に敷いてトレーを置く
使い方によって必要なサイズが異なるため、事前に確認しましょう。
また、学校で使用している机によっても、必要なサイズが異なります。机のサイズは40cm×60cm、45cm×65cmなどです。トレーや机からはみ出して使いにくくなるため、大き過ぎるランチョンマットは避けましょう。手持ちのバンダナなどを畳んで指定サイズに合わせる場合は、厚い生地だと扱いにくいため薄い生地が向いています。
衛生的に使えるよう、こまめに洗える布製が向いています。平日分として5枚はあると、週末にまとめてアイロンがけができて安心です。
ランチョンマットを好きな大きさにする作り方
幼稚園・保育園や小学校から、ランチョンマットのサイズを指定されるケースがあります。参考にしたいレシピと指定サイズが異なる場合、裁縫に慣れていない方は困ってしまうでしょう。そのような時に、作りたいサイズに調整する方法を紹介します。
ランチョンマット用の布を用意する際、作りたいサイズに縦2cm、横2cmずつ加えて計算してください。あとはレシピ通りに作れば、作りたいサイズのランチョンマットが完成します。
ランチョンマットの作り方は、こちらを参考にしてください。ランチョンマットの作り方
また、ランチョンマットの角をキレイに仕上げたい時は、こちらの額縁仕立ての縫い方を参考にするといいですよ。額縁仕立ての縫い方
ランチョンマットにおすすめの素材
家庭で使うランチョンマットは、布製・樹脂製・木製など好きな素材を選ぶとよいでしょう。手入れのしやすさを優先してもいいですね。
幼稚園・保育園や小学校で使う場合は布製が向いています。なかでも、以下のような布がおすすめです。
- オックス
- ツイル
- スケア
- ブロード
- シーチング
ただし、ダブルガーゼ・キャンバス・ローンなどはランチョンマットに向かないため、注意しましょう。
簡単な作り方に一工夫!お子様が喜ぶランチョンマットアイデア
せっかく手作りするなら、お子さまが喜ぶランチョンマットになるよう一工夫してみませんか。
- お子さまの好きな柄・色の布を選ぶ
- 汚れが目立たない柄・色の布を選ぶ
①お子さまの好きな柄・色の布を選ぶ
お子さまが好きな柄や色の布を選ぶだけで、喜んでランチョンマットを使ってくれるでしょう。お子さまが好む乗り物・恐竜・昆虫・動物などのほか、人気キャラクターがプリントされた布もありますよ。洋服の色や模様にこだわりを見せるお子さまであれば、ランチョンマットにもこだわりたいかもしれません。一緒に気に入る布を選びに行くのもいいですね。
ちょっとした工夫で、給食の時間が楽しみになるでしょう。
②汚れが目立たない柄・色の布を選ぶ
お子さまが気に入るランチョンマットを作るなら、長く使える工夫もしましょう。成長途中のお子さまは、どうしても食べこぼしが多いものです。ケチャップ・カレーは汚れが落ちにくく、シミが残る場合も多いですね。食べこぼしが多い時期は、シミが目立たない柄・色の布を選ぶと気になりませんよ。
白・水色・グレーといった淡い色は汚れが目立ちます。濃い色・グラデーション・2色以上が入った柄などを選ぶと、シミが目立たず長く使えるランチョンマットができるでしょう。
ランチョンマットは基本の作り方を身につけて工夫しよう!
入園・入学の準備で急にランチョンマットが必要になっても、基本の作り方さえ身につければお子さまに合わせて工夫もできます。指定サイズへの変更だけでなく、お子さまが気に入って長く使えるようなアレンジも可能です。
入園・入学の準備品にランチョンマットが入っていたら、まずは手作りする必要があるのか、指定サイズはあるのかを確認しましょう。そしてお子さまと一緒に手芸専門店で布選びをしてお気に入りの柄を見つけるのも、新生活準備のいい思い出になりそうですね。ぜひ毎日のランチタイムが楽しくなるような、そして使いやすいサイズのランチョンマットを作ってみてください。
Q&A
Q.幼稚園・保育園や小学校で使うランチョンマットは、どのくらいのサイズで作ればいいですか?
A.幼稚園・保育園では一般的なものより小さめのものを使う場合が多く、30cm×20cm、35cm×20cm、35cm×25cmなど様々です。小学校は使い方や机のサイズによって必要なサイズが異なるため、事前に確認しましょう。入園の案内や入学のしおりなど、新学期へ向けて準備するリストに、ナフキンや給食ナプキンの記載がある箇所に、サイズも明記されている場合があります。
Q.ランチョンマットにおすすめの素材はありますか?
A.布製のランチョンマットを作る場合、オックス・ツイル・スケア・ブロード・シーチングが向いています。反面、ダブルガーゼ・キャンバス・ローンなどは不向きです。