無かったとしても問題はありませんが、あるととても便利です。
今回は、揃えておきたいハンドメイドの周辺グッズを紹介します。
ハンドメイドに欠かせない、はさみの使い分け
ハンドメイドに欠かせないはさみは、目的別に使い分けるのがおすすめです。
生地をスパっと切ることができる裁ちばさみは、正しい取り扱いを心がける必要があります。
特に裁ちばさみで布以外のものを切ると、切れ味が著しく落ちてしまいます。
その理由は、裁ちばさみと紙を切るはさみの刃の仕様にあります。
それぞれを見比べると、柔らかい布を切るために裁ちばさみは刃が薄くて鋭くなっている一方、紙を切るはさみは刃が厚くなっていることに気づくのではないでしょうか。
つまり、布よりも固い紙を切ることで、刃にダメージが蓄積してしまうのです。
また、刃の部分を素手で触ることでも、皮脂が付着して切れ味が落ちます。
裁ちばさみは、ていねいに扱うことを意識しましょう。
【動画で確認】裁ちばさみ・布切りばさみの使い方
ぱっと外せて便利なソーイングクリップ
ミシンで縫うときの仮止めとして、まち針を使う方も多いでしょう。しかし、ラミネート生地や革など、素材によってはまち針が通らなかったり、素材を傷つけてしまったりすることもあります。
さらに間違って生地の裏側から止めてしまえば、はずすのが難しかったりとハンドメイド初心者には扱いづらい面も……。
そんなときに活躍するのが、小さな洗濯ばさみのような形のソーイングクリップです。
ソーイングクリップはサイズがコンパクトで、取り外しも簡単。落としても見つけやすい点も嬉しいです。複数用意しておくと便利ですよ。
きれいに仕上げるために便利な目打(めうち)とアイロン定規
せっかくのハンドメイド作品だからこそ、細かいところまでていねいに仕上げたいもの。
ハンドメイドでは縫ってから表に返す作業が発生します。そのとき、先の尖った目打を使うことで角もきれいに出すことができます。
商品によっては先がほんの少し丸くなっているものもあり、糸を割ってしまうのを防いでくれます。
また、ハンドメイドをする際に、必ずと言っていいほど発生する作業、アイロンがけ。
布を三つ折りにする際、サイズをものさしなどで測り、折って、アイロンをかけて……というステップが億劫に感じる方もいるかもしれません。
そこで便利なのが、折り返す長さを測りながらアイロンがけができるアイロン定規です。かばんの口や洋服の裾上げなどに大活躍してくれますよ。
折り目を付けるときに便利なローラー「コロコロオープナー」
クロバー社製の「コロコロオープナー」は、軽い力でぬいしろ開き・ぬいしろ倒し・折り目付けが手早く出来、作業効率をアップさせてくれるお役立ちアイテムです。
アイロンができないビニル系素材のぬいしろ開きや、コスプレ衣装、ドール用などの細かなパーツをアイロンで処理しようとすると、熱くて作業しづらいですよね。
このような細かなパーツの折り目をつけたりする時にも大活躍です。
右利き、左利きどちらの方にも握りやすい形状で、軽い力でしっかりプレスでき使いやすい点だけでなく、電気を使わないのでエコという点でもお勧めです。
今回ご紹介したものは、手芸店やオンラインショップで気軽に購入できるものが中心です。
同じ用途の商品でも、沢山あって、どれがいいか迷ってしまいますよね。
利用者の声を反映し、使い心地と使いやすさを追求した、クロバー社製のソーイング用品は、ソーイングの作業がはかどる工夫がされています。
ご参考にしていただき、利用シーンをイメージして、便利なアイテムを揃えてハンドメイドを楽しんでみてください。
- 「仮止めクリップ」: 縫いしろ幅の目安を測れる目盛付き
- 「アイロン定規」: 表面は滑りにくい加工のため、布がずれにくく手早く折り返せる
- 「目打」: ミシンの布送りや角だしなど利用目的に合わせた様々な目打