2分でわかる!ハンドメイド、ソーイングの基礎、お役立ち情報
「ビニール素材(滑りにくい生地)をキレイに縫うコツ」 について紹介します。
※こちらの動画は、brother製の実用ミシンSOLEIL600 を使用し、動画を作成しております。
ビニール素材をキレイに縫うコツ
ワークショップや講習会を実施すると、お客様から「家庭用ミシンでビニール素材は縫えるの?」というご質問を頂くことがあります。
縫えます。が・・・
ビニール生地は一度縫ってしまうと穴が開いてしまい、失敗しやすい素材で苦手に感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よくある失敗例:
下記のように、うまく生地が送れなくてガタガタになってしまったり、縫ったところが破れてしまったりします。
そこで、今回は、ビニール素材などの滑りにくい生地を縫う時の注意点や、あると便利に縫える押えや道具を動画で紹介します。
ぜひ、試してみてください。
ビニール素材をキレイにぬうコツ (解説動画目次)
0:01 ビニール素材をキレイにぬう
0:14 滑りにくい素材を縫う時のコツ2点
Point①:素材を滑りやすくする
Point②:縫い方を工夫する
それぞれのポイントを紹介します。
0:16 Point①:素材を滑りやすくする
0:28 薄紙を敷き、生地と針板の摩擦を減らす縫い方
0:37 よくある質問:ぬった後の薄紙はどうすればよい?
0:57 Point②:縫い方を工夫する
ぬい目の長さ、ミシン針、ミシン糸は、素材に合わせます。
縫うスピードは、ゆっくり~中速の速さでぬってください。
1:08 よくある質問:縫い代はどうすればよい?
ビニール素材をキレイにぬう時に使うおすすめ道具・アイテム
ビニール素材のように滑りにくい素材は、摩擦が強く、縫い進めるのが難しですよね。
縫い進めやすくするためには、「摩擦を減らす」ことが必要です。そのための便利な道具・アイテムを使います。
・押え:押えに貼りついてぬいにくい素材には、下記の押さえにに変えると、滑りの悪い素材がスムーズに縫えます。
おすすめの押さえは3種類:「スムースフット」、「ローラーフット」、「ウォーキングフット」
※今回の動画ではスムースフットを使って縫う方法を紹介します。
・薄紙:テーブル面(針板)に素材が貼りつく場合は、テーブルの上にコピー用紙やトレーシングペーパーを敷いて縫うと滑りやすくなります。
・定規:薄紙を縫った後に、ぬい目に沿って破りとるときに便利です 。
・ソーイングクリップ:まち針を使うと穴が開いてしまうため、ソーイングクリップで固定しましょう。
・コロコロオープナー:ビニール素材はアイロンをかけると溶けてしまうので、コロコロオープナーを使うとあとがつけやすいです。
しっかり押さえたい場合は、ステッチをかけると安定します。
ぜひ、参考にしてみてください!