2分でわかる!ハンドメイド、ソーイングの基礎、お役立ち情報
「文字ぬいをキレイに仕上げるコツ」 について紹介します。
※ こちらの動画では、brother製のCOMPAL1500Sを使用しております。ご利用メーカーによって機能が異なる場合がございますので、各製品のHPまたは、取扱説明書をご確認ください。
文字ぬいをキレイに仕上げるコツ
ミシンの機種により、「文字ぬい」の機能を使うことができるものがあります。
文字ぬいはミシン糸で生地に直接文字模様を縫うため、ペンで書くよりも洗濯に強く長持ちします。
お子様の持ち物の名入れなどにもおすすめです!
機能は知っているけれど操作がよく分からないので使ったことがない、実際に縫ってみるとキレイに仕上がらないということはありませんか?
今回は「文字ぬい」をキレイに仕上げるための準備と縫い方のコツをご紹介します。
①布地の準備
0:11 ①伸びる布地や薄地、織りの粗い布地は、布地が縮んだり模様が崩れたりしないように接着芯を貼ります
芯を貼りたくない場合は、薄い紙や刺しゅう用接着芯のハギレなどを布の下に重ねて一緒に縫います
0:24 ②文字模様を続けて縫う時はアイロンやチャコペンで基準線を入れると歪まずキレイに仕上がります
②縫い方
0:32 ①文字ぬいの時は「模様ぬい押え」を使います
模様ぬい押えは前面が見やすい作りになっているため、針の動きや模様の位置を確認しやすいという特徴があります
【注意】他の押えではキレイに仕上がらないことがあるため、専用の押えを使用しましょう
0:39 ②模様一覧を確認して文字模様を選びます
(例)「ほ」の文字を選びたい場合
・文字カテゴリボタンを押してフォントを選ぶ
・模様番号「51」を選ぶ
0:47 ③模様を選び終えたら試しぬいをして文字のぬい出しの位置や大きさ・向きを確かめます
0:51 ④縫いたいイメージと異なる場合は、文字間や文字の大きさを調節することもできます
1:02 ⑤実際の生地に縫うときは、文字を入れる位置や上下をよく確かめてからぬい始めましょう
縫っている間は模様の種類により布地が前後・左右に動くため、まっすぐに送られるように軽く押えておきます
強く押したり引いたりすると模様が崩れるため、基準線と押えが平行に保たれるように軽く手を添えておくことがポイントです
【注意】ぬい終わりは自動的に止めぬいされるため、針が完全に止まってから布地を外しましょう
1:15 ⑥仕上げをします
文字の種類により、文字の間に余分な糸(渡り糸)が出ていることがあります
渡り糸は先の細いハサミなどで丁寧に切り取ります
取り除くことのできる刺しゅう用接着芯や薄い紙を使用した場合は丁寧に破り取ります
1:21 Point:上に引っ張るとぬい目が浮いてしまうことがあるため、横に引くように破ります
よくある質問
Q: 糸は何を使えば良いの?
A: 50〜60番手のミシン糸を使います
刺しゅう用の下糸を使うと下糸がオモテに出にくく、上糸に合わせて交換する手間もないためおすすめです
1:39 【注意】ミシン針は生地の厚みや種類に合わせて使い分けましょう
Q: 刺しゅうとは何が違うの?
A: ぬい目の一種のため、刺しゅうよりも手軽にできます
刺しゅうは複雑な模様や大きな模様を縫うことができるため、よりこだわった仕上がりにしたい場合は刺しゅうがおすすめです
ミシンの機能を活用して、色々な縫い方に挑戦してみましょう!